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ディック・フランシスの競馬シリーズ

今年の2月14日に作家のディック・フランシス氏が亡くなりました。89歳でした。

競馬好きであり読書好きでもある私が当然のようにハマったのが、ディック・フランシスの競馬シリーズ。

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↑私が所有するハヤカワ文庫のディック・フランシス作品。小説の邦題が『興奮』、『大穴』、『重賞』など漢字二文字なのも競馬シリーズの特徴。
ディック・フランシスはイギリスの元障害騎手。エリザベス皇太后の専属騎手であり、全英のリーディングジョッキーの座に輝いたこともあります。

執筆に大きな協力をしてきたとされる妻のメアリーさんが2000年に亡くなられてからしばらくは新しい作品を出すことはなかったのですが、息子フェリックス氏の協力のもと2006年に『再起』を発表。ここからまた新たな“競馬シリーズ”が始まるのだと思っていたのですが・・・非常に残念です。


競馬シリーズと言っても、いわゆるシリーズものと違って作品ごとに主人公や設定が変わります。ですから、私の場合、作品の発表順にこだわらず、あらすじから面白そうで、なるべく競馬と関連が深そうなものを選んで読んでいます。

ただし、例外的に同じ登場人物が主人公を務める作品があります。それは『大穴』、『利腕』、『敵手』、『再起』の主人公シッド・ハレーと『侵入』、『連闘』の主人公キット・フィールディング。


私が選ぶ競馬シリーズのベスト5は以下の通り↓

1位 『大穴

競馬シリーズの中でも人気の登場人物シッド・ハレー初登場作品がこの『大穴』。とにかく一番ハラハラドキドキさせられた作品です。

レース中の落馬で腕を負傷し騎手生命を絶たれた元チャンピオンジョッキーのシッド・ハレー。今はラドナー探偵社の調査員。シッドは探偵社の事務所に侵入したチンピラに撃たれて病院のベッドの上にいた。誰が何のために?事件の真相を追うシッドの前に立ちはだかるのは競馬界にうごめく陰謀だった・・・。

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『大穴』の文庫の表紙、私が持っているのとは違います。どうやらリニューアルされたようですね。オシャレになったとは思いますが、どちらかというと私はちょっと古臭い雰囲気のある前の表紙の方が好きですね。


2位 『興奮

障害レースで相次ぐ大穴。レースを終えて帰ってきた馬の口から泡をふき、目の玉が飛び出すなどの様子から明らかに興奮剤を投与されたようなのだが、分析結果はシロ。一体どんな手を使って不正が行われているのか?
オーストラリアで種馬牧場を経営するダニエル・ロークは事件の真相究明の依頼を受ける。

興奮 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 12-1))興奮 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 12-1))
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3位 『本命

深い霧の中で行われた障害レース。アラン・ヨークの前方には本命馬アドミラルとビル・デイビッドソンの姿があった。
障害を完璧なタイミングで跳んだと思った次の瞬間アドミラルからビルが落馬した。ビルが落馬をした時に、アランはなにか金属のようなものを見た気がした。
レース終了後、コースを調べたアランが見つけたものは、とぐろを巻いた毒蛇のような針金だった・・・。

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4位 『利腕

『大穴』で活躍したシッド・ハレー二度目の登場作品がこの『利腕』。

調教師のジョージ・キャスパーはイギリスの調教師の中でもトップ3に入る名調教師なのだが、そのジョージの厩舎の有力馬が次々にレースで惨敗。薬剤テストなど様々な検査をしても何もでてこなかった。ジョージの妻ローズマリィに依頼され、調査に乗り出すシッドだが・・・。

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5位 『重賞

馬主のスコットは、信頼していた調教師ジョディに長年に渡って大金を騙し取られていたことを知る。所有馬の全てを厩舎から引き揚げると伝えた途端、ジョディは激怒し「覚えていろ、バラバラに引き裂いてやるからな」などとわめき散らした。
そして、ジョディはスコットの所有馬エナジャイズを駄馬とすり替えたのだった!

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私の競馬シリーズのランキングはこんな感じです。他にも輸送中の名馬が誘拐される『血統』など面白い作品が多く、競馬好きでなくてもこのディック・フランシスの競馬シリーズにファンが多いのが分かる気がします。

尚、ディック・フランシス最後の作品となった『矜持』(息子フェリックス氏との共著)が来年1月に早川書房より出版されるようです。

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