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【レース回顧】第28回フェブラリーステークス他

2011年最初のG1フェブラリーSの回顧を。

JCD勝ち馬トランセンドの強さを疑ってました。東京ダートマイルのG1で人気を背負って逃げ切るなんて、エスポワールシチーくらい圧倒的な強さを見せつけてくれるような逃げ馬じゃないと無理だろうと思ってました。ところが、トランセンドはそれを見事にやってのけてくれました。

トランセンドの鞍上藤田騎手は、スタートダッシュをきかせて、気合いを付けつつハナに立つと、外から他馬が並びかけようとしても、引く気配など微塵も見せず自分の競馬に徹しました。
その外から並びかけた馬というのが私の本命マチカネニホンバレ。せめて3~4番手あたりの好位で競馬をするものと思っていたので、この展開は予想外でした。正直マチカネニホンバレでなく他の馬、例えばフリオーソなどにトランセンドに競りかけてもらいたかったです。結局内トランセンド、外マチカネニホンバレと2頭が並ぶような形でそのまま直線に。しかし、直線に入ってからは私の贔屓目かマチカネニホンバレの方が手応えに余裕があるように見えたので、これはいけると思い、テレビに向かって「差せ!差せ!」と連呼。隣にいた夫は呆れ顔でしたが、そんなのお構いなし。相手にトランセンドは買ってないけど、外からいい感じでバーディバーディがやって来るのが見えて、マチカネとバーディバーディで決まってくれとさらに応援に熱を入れたものの、トランセンドはたれるどころか二の脚を使ってマチカネを突き放す。一方マチカネは最後はバテてしまったのか後ろから来たフリオーソ、バーディバーディ、ダノンカモンらに差されて5着と掲示板を確保するのが精一杯。

結局トランセンドの強さは本物だったということを確認させられたレースでした。2着に入ったフリオーソは、後方待機からよく追い込んできましたね。バーディバーディの2着は確実かと思ったところに最後外から突っ込んできましたから。デムーロ騎手のコメントに「芝とダートの境目で気にして下がってしまった」とあったようにスタートでもたついたのが痛かったですね。ただ、フリオーソの新たな一面を引き出せたのでは。

対抗にしたシルクメビウスは直線伸びず9着。また2番人気のセイクリムズンは14着と大敗。この結果にも幸騎手は「距離はこのぐらいでも大丈夫だと思っています。」とコメントしていますがどうでしょう。確かに上手く脚をためれれば1600mもこなせるかもしれませんが、それでもギリギリといった感じなのかも。特に東京ダートマイルはスタミナを要しますからね。

マチカネニホンバレの鞍上A.クラストゥス騎手のレース後のコメント(ラジオNIKKEI)は以下の通り。

前に行く馬について行こうと思っていました。一旦トランセンドを交わしたんですが、そこから内のトランセンドがまた伸びて、そこで力尽きた形です。今日はやれるだけのことはできたと思います



そして、引退前最後のG1挑戦となったバーディバーディの池江泰郎調教師のコメント(ラジオNIKKEI)↓

今日はデキもよく、調教も十分に積んで申し分ない状態でレースに臨めました。直線で伸びてきたときは残り250mあたりで夢を見ました。今日のようなレースができれば、これからも楽しみでしょう



残り250mあたりで夢を見ました」という気持ち分かります。確かにいい脚で伸びてきていましたからね。私もそのあたりでは夢を見ていました(笑)

結果
1着 トランセンド(1番人気)
2着 フリオーソ(3番人気)
3着☆バーディバーディ(4番人気)
4着▲ダノンカモン(5番人気)
5着◎マチカネニホンバレ(7番人気)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8着○シルクメビウス(6番人気)
9着×ダイシンオレンジ(10番人気)
14着△セイクリムズン(2番人気)


土曜に行われたダイヤモンドSの回顧も簡単に。

勝ったのは万葉Sを制した4歳馬コスモメドウ。53キロという斤量も味方しましたが、最後は34.7秒という最速の上がりで同じコスモの馬コスモヘレノスを差して、さらに突き放すという強いかちっぷりでした。

2着には同じコスモ、同じ4歳のコスモヘレノスが入ってコスモ丼完成。ヘレノスはメドウより3キロ重い56キロの斤量。それにメドウの鞍上クラストゥス騎手に道中上手くマークされてしまいました。

以下、メドウのクラストゥス騎手とヘレノスのベリー騎手それぞれのレース後のコメント(ラジオNIKKEI)。

長距離競争は大好きで、道中の戦略を立てていましたが、その通りに乗れました。新馬戦にも乗って雰囲気のいい馬と思っていたんです。前走のビデオを見ていい感じで走っていたことを確認していましたが、掛かるところもあったので、道中いかにリラックスして走らせるかを一番に考えて乗りました。コスモヘレノスがいい手応えで走っていたので、その後ろで余力を持って進めたのも良かったですね(クラストゥス騎手)



ゲートの出が悪くて、出して行ったら少し掛かってしまいました。この馬は切れる脚がないので積極的に行きましたが、(勝った馬との差は)マークされた分もありそうです。もう少しでしたね(ベリー騎手)



私の本命スノークラッシャーは末脚に賭ける後方待機の競馬でしたが、直線の伸びを欠いて8着に敗れてしまいました。

結果
1着△コスモメドウ(2番人気)
2着○コスモヘレノス(4番人気)
3着 キタサンアミーゴ(6番人気)
4着×ビートブラック(1番人気)
5着 ゲシュタルト(9番人気)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8着◎スノークラッシャー(7番人気)
16着▲スリーオリオン(8番人気)
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